著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ハル国務長官と野村大使による外交交渉で行き違いが明確に

公開日: 更新日:
野村吉三郎(右)とコーデル・ハル国務長官(1941年2月、ワシントン) (C)Underwood Archives/Universal Images Group/共同通信イメージズ

 太平洋戦争の原因として最も短期的な見方をした場合、昭和16年6月22日のドイツによるソ連領への侵攻と考えることができる。ドイツがヨーロッパを席巻し、あまつさえソ連にまで勢力圏を拡大しようとするのを見て、日本はまさにドイツに便乗しようと考えたのだ。昭和16年7月2日の御前会議は南… 

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