2年で9人11件、なぜオリックスはTJ手術だらけなのか…今度は昨季高卒ドラ1右腕が肘にメス
またTJ(トミー・ジョン)手術である。
オリックスは20日、高卒ドラ1新人の藤川敦也(18)がTJ手術を行ったと発表した。
藤川は延岡学園から昨年ドラフト1位で入団した右腕。今季は二軍戦や練習試合など、計8試合に登板し、16イニング無失点。しかし、6月中旬、右肘に違和感を訴え、チームを離脱していた。
それにしても、だ。オリックスは今季だけでエースの宮城を始め、山下、小木田、前の4人がTJ手術を行っており、藤川で5人目。昨季も宇田川や吉田ら4人が肘にメスを入れている。前と小木田は昨季もTJ手術を行っているので、ここ2年だけでのべ9人11件の多さだ。2019年以降だけでも、15人が肘にメスを入れているのだから、異常な多さだ。
ある球団OBが言う。
「昔に比べ、近年は高校生でも150キロを投げる投手が珍しくない。変化球の球種も増えた。それだけスポーツ科学やトレーニング方法が進化しているのは確かだが、肘への負担も比例している。とはいえ、それならば他球団もTJ手術だらけになるはず。オリックスにTJ手術が多いのは、成功例が多い分、選手も踏ん切りを付けやすい面もあるかもしれませんが、一方で球団の管理や体制とも無関係ではないのではないか。中川もその点を指摘していましたからね」
中川はオフの契約更改の席で、球団にトレーナーの増員を要望。会見では、
「シーズンは長いし、ケガ人も増えている。若手も治療できる時間がちょっと少ないので、トレーナーさんの数を増やしていただければ」
と話していた。
日本プロ野球トレーナー協会のホームページによれば、球団に所属するトレーナーはソフトバンクの27人が最多。オリックスと中日が10人で最少だ。
オリックスには他にも複数名のスタッフがいるとはいえ、プロ野球は無事是名馬の世界でもある。ケガ人を減らすための投資もまた、勝ち抜くために必要だ。


















