著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学 家政学部准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

深夜の空腹は我慢より工夫…「分食」という解決策がある

公開日: 更新日:

「残業で帰宅したら夜10時。夕食は食べないほうがいいのでしょうか」

 栄養指導をしていると、このような質問をよく受けます。確かに時間栄養学では、夕食はできるだけ早い時間に食べることがすすめられます。しかし、仕事や育児、介護などで毎日決まった時間に夕食を食べることが難しい方も少なくありません。

 だからといって、「夜遅いから夕食を抜く」という方法が、すべての人にとってよいとは限りません。空腹を我慢し過ぎると、帰宅後に一気に食べ過ぎてしまったり、翌朝の強い空腹感につながったりすることがあります。

 そこで時間栄養学でおすすめしたいのが、「分食」という考え方です。

 分食とは、1日の食事量を変えずに、1回の食事を2回に分けて食べる方法です。例えば、午後5~6時ごろに、おにぎりやサンドイッチ、牛乳、ヨーグルトなどを軽く食べておき、帰宅後は魚、豆腐、卵などのタンパク質野菜を中心に、軽めの食事にします。空腹のまま夜遅くに食事をするよりも、一度に食べる量を抑えやすくなります。 一方で、夜遅い時間に揚げ物、ラーメン、大盛りの丼ものなど、脂質糖質の多い食事をまとめて取ることはおすすめできません。夜は日中に比べて糖や脂質を処理する力が低下するため、同じ食事でも血糖値や中性脂肪が上がりやすいことが報告されています。また、食後すぐに横になると、逆流性食道炎(GERD)のリスクが高まることも知られています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  3. 3

    ラブホで愛人と休憩中にバスローブ姿でリモート報道対応 秋田県幹部職員のウソと大甘処分のワケ

  4. 4

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  5. 5

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  1. 6

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

  2. 7

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  3. 8

    高市首相がノー天気「物価高対策」X投稿で“赤っ恥” GDP3期プラスでも個人消費「低迷」の深刻度

  4. 9

    バツ印「日の丸」に批判殺到でも逮捕できない? 廃止一択“無理筋立法”国旗損壊罪法の限界露呈

  5. 10

    代表復帰の八村塁に過度な期待は禁物か “国際大会に弱いフィジカル”でパフォーマンス振るわず