適菜収
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適菜収作家

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噛みしめるべき作家・三島由紀夫の警告「日本語を守れ」

公開日: 更新日:

 三島は言論の自由と代議制だという。

〈言論の自由を保障する政体として、現在、われわれは複数政党制による議会主義的民主主義より以上のものを持っていない。この「妥協」を旨とする純技術的政治制度は、理想主義と指導者を欠く欠点を有するが、言論の自由を守るには最適であり、これのみが、言論統制・秘密警察・強制収容所を必然的に随伴する全体主義に対抗しうるからである>(「反革命宣言」)

 三島は敵を、右と左の両翼から発生する全体主義と正確に見定めた。その兆候は言葉の破壊として表れる。だから三島は「日本語を守れ」と言ったのだ。

 戦後最大の言葉のごまかしは軍隊に関することだろう。自衛隊は誰がどう見ても軍隊である。よって違憲である。憲法9条を読めば誤読しようがない。しかし歴代政権はデタラメな解釈を積み重ね、白を黒と言い張り、現実から目を背けてきた。三島が命をかけて戦ったのはこうした言葉に対する不誠実な態度である。

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