宮田律
著者のコラム一覧
宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

ミッドウェー海戦を彷彿させるトランプ大統領の大本営発表

公開日: 更新日:

 米国のトランプ大統領は1月8日の演説で、「イランによる弾道ミサイル攻撃で米兵の死傷者はなく、基地に破損があっただけ」と語っていた。敵対するイランの攻撃によって死傷者が出る事態は、大統領選挙にマイナスの影響を与えると判断したり、あるいは弾劾裁判を前にして不利な材料を与えたくなかったりしたのかもしれない。ところが、トランプ大統領は2月10日、イランの攻撃で「外傷性脳損傷(がいしょうせいのうそんしょう=Traumatic Brain Injury:以下TBI)を負った米兵は109人に上る」とフォックス・ビジネスのインタビューに答えて述べた。トランプ大統領は、脳損傷は手足を失うなどの負傷とは違うと考えていると述べ、脳損傷を「頭痛」とも形容した。

 米国の「退役軍人クラブ(Veterans of Foreign Wars)」は、「トランプ大統領は死傷者がなかったという不正確で、不誠実な発言をしたことについて米軍人たちに謝罪すべきである」と述べた。国防総省の一部の関係者たちは、TBIを負った兵士たちは200人に増えるかもしれないと語っているが、109人はおよそ2週間前に発表された64人という数字から45人増えるものだった。

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