養鶏汚職 秋田被告が元職・現職の国会議員10人をリスト化
元農相の吉川貴盛被告(70=収賄罪で在宅起訴)をめぐる養鶏汚職事件で、贈賄罪などで在宅起訴された大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」グループ元代表の秋田善祺被告(87)が、現職や元職の国会議員10人を「重要関係者」としてリスト化していた、と18日の毎日新聞が報じた。
記事によると、リストは2020年5月15日時点の重要関係先として計92人の名前や肩書、連絡先が記載されていたという。アキタ社の地元・広島の地方議員や農水省幹部職員の名前のほか、現職や元職の衆参国会議員10人が含まれており、吉川被告と西川公也元農相(78)の名前も記載されていたという。
リストに名前のあった現職の自民党参院議員が毎日新聞の取材に応じ、秋田被告から18年冬に現金を受領した事実を認めたという。