教師になってほしい有名人、第2位は天海祐希! 第1位は野球選手がランクイン。GTOやヤンクミは時代遅れ?
ジブラルタ生命保険株式会社は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校で働く教員2000名を対象に、アンケート「教員の意識に関する調査2025」を実施。
その結果と実際に聞いた体験談から見えてきた、先生たちの胸の内を紹介します。
教師として来てほしい有名人はダントツであの人!
「教師として職場に入ってきてほしい有名人は?」という質問では、男女ともに野球選手の大谷翔平さんが1位に。
テレビで見ない日はないほどの活躍を続けており、努力と向上心の大切さを子供達に伝えてくれる、と期待する人が多いようです。
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世代によって重視ポイントは異なる?
2位は男性票では野球選手のイチローさん、女性票では俳優の天海祐希さん。
天海祐希さんは、強くかっこいい女性像に憧れる人が多いのではないでしょうか。
ドラマ『3年B組金八先生』の俳優・武田鉄矢さんや、お笑いタレントの明石家さんまさんも、男女共通で票を獲得。体当たりで生徒を指導するか、親しみやすさで人気を得るか、世代によっても重視するポイントは違うのかもしれません。
上記アンケートで特に求められているように見えたのが、ストイックであること。けれど平成では、型破りな教師達がドラマで大ブームを巻き起こしたのです。
そこで40代の教師達に、好きだった作品と教師になって感じた現実、時代のギャップを聞いてみました。
ヤンキー教師じゃいられない? 現実と時代のギャップ
「子供の頃は『GTO』の鬼塚みたいな先生がいたらいいのに!と思ってました。でも、生徒にお仕置きしたり家に乗り込んだり、自分が教師になるとそんな度胸はありません。
それに今の子供は大人びてるので、型破りな教師より、賢く生きることを教える教師の方が求められているのでは」(40歳・女性・中学校教師)
「『ごくせん』は、ヤンチャな男子達を女性教師がまとめるのがかっこよかった。でも、現実で女性が『お前ら』と言うと痛く見えそうで…ヤンクミのようにはなれないですね」(41歳・女性・小学校教師)
「今になってすごいと思うのは、上戸彩さんがトランスジェンダーの生徒を演じた『3年B組金八先生』(第6シリーズ)。当時はネット環境もとぼしくまだ世の中に広まっていない題材だったので、衝撃でした」(40歳・女性・中学校教師)
他に「今はSNSがあるので、先生に悩みを相談する必要が薄れている」という声も、時代の差を印象づけていました。
辛すぎる生徒からの言葉、嬉しかった言葉は?
教師として避けられないのが、生徒からの評判。アンケートで明らかになった、言われて「へこんだ言葉」「嬉しかった言葉」を見てみると…最もへこんだ言葉の1位は、男女総合だと「授業がわからない・わかりにくい、下手」。2位「好きじゃない、嫌い」に5位「うるさい」など、授業以外で溝ができることもあるようです。
そんな先生達の苦悩を吹き飛ばすのは、やはり教え子からの感謝の言葉。最も嬉しかった言葉の1位は「ありがとう」となっています。
全体的に、勉強をうまく教えられた時に喜びを感じる教師が多いよう。2位の「先生が担任でよかった」も教師冥利に尽きるでしょう。今回の結果は、会社で部下を教育したり、子育てをしている人にも参考になるかもしれません。
【調査概要】
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)
調査期間:2025年5月26日~6月2日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:2,000名
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
(コクハク編集部)