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田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

(1)補聴器は「調整」が必須であることを知らない

公開日: 更新日:

 みなさんのまわりに、以前は補聴器を使っていたけど、いまはもう使っていないという人はいませんか? また補聴器を親が使っていたけどいつのまにか使わなくなっているという人は? 

 実はその原因のほとんどは補聴器の音の調整不足が原因なんです。

「目が悪くなったら、眼鏡をかけるのと同じように、耳が遠くなったら補聴器をつけることは自然なこと」と以前TVのインタビュー番組で俳優の梅沢富美男さんもおっしゃっていましたが、補聴器は眼鏡と違って買ってすぐ聞こえるようになるものでなく、調整期間が必要です。

 当社に補聴器の相談に来られるお客さまは70~80代の方が主流ですが、加齢性の難聴は30~40代から始まっているといわれています。人によっては30代から難聴がじわじわと進行し、70代で初めて難聴を自覚し補聴器をつけることになるわけです。40年間も聞こえにくい、比較的に音の刺激がない状態だったところに補聴器をつけるのですから、クーラーや空気清浄機、スリッパ、噛むときの音といった生活音をすごくうるさく感じるようになります。よく水洗トイレを流す音は「後ろで滝が流れているのかと思った」などと言われるほど。

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