(34)この施設なら、母は最期まで安心して暮らせるのではないか

公開日: 更新日:

 高齢者施設の紹介業者がリストアップした6軒の有料老人ホームに、私は1軒ずつ電話をかけ、空き状況や費用、通院の付き添い体制などを確認していった。どの施設も見学ができず、電話での印象だけが判断材料だったが、その中で、対応に信頼がおけると感じるところがあった。

 この施設は、実家から最も近い場所にあった。しかし、ウェブサイトは存在せず、インターネット上でも情報はほとんど見つけられなかった。そこで、内部の様子がわかる写真を送ってもらえないかと尋ねたところ、快く応じてくれた。すぐに部屋や食堂、浴室といった施設内の複数の写真が、メールで届いた。

 写真には、個室の様子や設備が写っていた。すべての部屋にはトイレがあり、電気料金は部屋ごとのメーター制になっている。また、この施設ではデイサービスを併設していないため、人の出入りが少なく、外部との接触が比較的少ない環境であることも確認できた。

 さらに、責任者の受け答えの丁寧さや、質問への回答の明確な様子から、私は本能的に良い印象を持った。編集者としてこれまで仕事で数多くの人とやりとりをしてきた経験から、自分のこの感覚を信じてもよいだろうと考えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  4. 4

    高市首相が高額療養費見直しめぐり「丁寧に議論した」は大ウソ 患者団体を“アリバイ”に利用する悪辣

  5. 5

    活動停止→STARTO社退社後も“芸能界引退”はしない? 嵐リーダー大野智の“マル秘”ビジネスプラン

  1. 6

    戸田恵梨香「リブート」出演で“新ファッション女王”へ 衣装&ジュエリーがSNS席巻、松嶋菜々子超えの存在感

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    米国偏重ルールのWBCに「ふざけるな!」 MLBのカネ儲けのために侍Jが必死で戦う“ねじれ”の図式

  4. 9

    「おまえに4番を打ってほしい」石毛宏典監督は最後の試合前にこう告げた

  5. 10

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も