全米注目!生活困窮者をそっと支える「祝福の箱」…警察署ロビーに広がるアイダホ住民の善意の輪
米アイダホ州のカルドウェル警察署のロビーに、「ブレッシング・ボックス(祝福の箱)」と呼ばれる手作りの木製キャビネットが2017年から設置されている。
このキャビネットには、缶詰やパスタなどの非生鮮食品、トイレットペーパーや石鹸、赤ちゃん用のオムツやミルクなどが常備されていて、生活に困ったら誰でも、いつでも、質問されることなく、これらの生活必需品を受け取ることができる。警察署のロビーは24時間開放されているので、夜間でも利用できる。
このプロジェクトは、ある警察官とその家族の発案から始まった。運営は、大規模なNPO(非営利団体)や慈善団体ではなく、完全に地域住民の善意に支えられている。個人から学校、企業まで、さまざまな人々が定期的にボックスに物資を寄付しており、特に、地元の小学生たちが募金活動などを通じて参加している点が注目されている。
写真は、地元グループの女性たちが先日、さまざまな生活必需品を寄付した際のひとコマで、カルドウェル警察署の公式インスタグラムに掲載された。