カナダ在住の夫婦が悩まされていた「奇妙な電話」が1年間も続いたワケ

公開日: 更新日:

 カナダのブリティッシュコロンビア州サレーに住むジョナサン・マッカラックさんとナターシャ・ラボイさん夫妻はこの1年、奇妙な電話に悩まされていた。

 見知らぬ人たちから、「行方不明になっていたお宅の飼い猫トルボを見つけたので、謝礼を払って」という内容の電話が多い時には1日に6件もかかってくるのだ。

 確かに夫妻は猫を飼っている。しかし名前は「マウザー」だし、そもそも行方不明になっていない。

 最近になってその謎が判明した。ジョナサンさんが電話をかけてきた人に「この番号をどうやって知ったの?」と尋ねたところ、なんと「ウィズダムNY」という米ファッションブランドのTシャツに印刷されていたという。Tシャツは架空の猫「トルボ」の行方不明ポスターをプリントしたもので、それに電話番号も記されていたのだ。

 同社に問い合わせたところ、「本物の電話番号を使用するつもりはなかった」と回答し、問題のTシャツはすでにオンラインストアから削除されたと述べた。しかし、なぜ、どのような経緯でこの電話番号が使われたかに関するきちんとした説明はされなかった。

 夫妻は同社の対応に満足していない。ナターシャさんは「せめてTシャツくらい送ってくれてもいいんじゃない」と冗談交じりに語った。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  4. 4

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

  5. 5

    コメ増産の切り札として注目「再生二期作」の理想と現実…土地がやせ細るネガティブ要素も

  1. 6

    サマージャンボ宝くじ、スポーツくじ…運まかせと割り切らず「開運日」を狙ってみる

  2. 7

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  3. 8

    武庫川女子大の共学化に在校生&保護者から「裏切られた」などと不安の声…慰謝料は取れる? 弁護士に聞いた

  4. 9

    帰国子女は"親ガチャ"の典型か…有名大入学の優遇ルートの一方で、就職活動は厳しい側面も

  5. 10

    参院選もデマ情報が飛び交った…SNSの誹謗中傷「発信者情報」を1000円で開示する方法

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    参院選中に参政党「排外主義カルト」の実態をマトモに報じなかった大手メディアの生ぬるさ

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(29)名門芸術系高校に進学も...「よくあれで卒業させてくれたと思います」

  5. 5

    参政党旋風のシンボルさや氏をめぐるナゾが芸能界にも波及…CDデビュー、レーベルはどこ?

  1. 6

    玉木代表は会見のらりくらり…国民民主党が“激ヤバ”女性議員の「選挙違反」ウヤムヤ決着を狙うワケ

  2. 7

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  3. 8

    「さやお母さん」爆誕…“神谷ガールズ”が参政党の躍進を支えるも目標「20議席」は未達

  4. 9

    巨人がどれだけ憎くて憎くて仕方がなくても、「さすがは長嶋じゃ!」となってしまった

  5. 10

    帰ってきた阪神の“Gキラー”に巨人は戦々恐々…完封含む16イニング連続無失点の苦い記憶よぎる