女子プロの新たな勢力図はどうなるのか…トップ4人が消えてV複数回たった1人の混戦模様
国内の女子プロゴルフは24日開幕の大東建託・いい部屋ネットレディス(福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6503ヤード・パー72)から後半戦に入る。今年は年間36試合で前半戦は18試合。その優勝者を見ると、昨年とは大きく異なる。
初V5人は昨年と同じだが、昨年ゼロだった30代チャンピオンが今年は4人もいる。ベテランが勝っている一方で、ルーキーの入谷響が19歳で6月のニチレイレディスを制した。
複数回優勝者は昨年は5人いたものの、今年は佐久間朱莉(22)だけだ。
「あの4人がいなくなりましたからね」と、ツアー関係者がこう語る。
「毎年、米女子ツアーへ主戦場を変える選手はいますが、今年は4人。それもメルセデスランクのトップ3と5位です。1位の竹田麗央(22)は4月に初優勝を挙げると、前半戦だけで3勝。岩井明愛、千怜の双子の姉妹(23)もそれぞれ2勝している。2022、23年連続女王の山下美夢有(23)は前半戦は優勝こそなかったが、トップ5が9回でそのうち2位が5回もある。10月以降に2勝し、メルセデスランク2位。国内でプレーする選手はこの4人がいなくなり、優勝のチャンスが広がった」