著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

日本軍は「手向かう蒋介石を懲らしめる」と言い出した

公開日: 更新日:
中国軍砲兵隊(昭和12年10月25日、場所不明)/(C)共同通信社

 蒋介石の関頭声明は、中国人の心を揺さぶった。日本軍が我が領土で勝手に軍を動かし、我々の祖先の残した歴史的責任を侮辱するがごときは許されない、とも述べていた。その声明の中で「いま中国は弱い国である。しかし民族の生命は守らなければならない」とも檄を飛ばしている。7月28日に天津や北… 

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