著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

広島への原爆投下で、スターリンは何を調べようとしたのか

公開日: 更新日:
1945年8月6日、広島に原爆が投下される(C)Sputnik/共同通信イメージズ

 東西冷戦下の旧ソ連の諜報員の話をさらに続けよう。私がモスクワで新聞記者たちと諜報員の話を聞いたのは旧ソ連の社会主義体制が崩壊した直後であった。生々しい話が多く、私はこの種の話が全て事実だとは思えなかったほどだ。

 原爆に関わる話をしよう。昭和20(1945)年8月6日の朝… 

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