著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

放射線被曝のイワノフを救ったのは飲酒だったという結論

公開日: 更新日:
原爆が投下された長崎市(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 2人のソ連大使館の館員が広島、長崎でほぼ同じ日程で同じ行動をし、1人は東京に戻るや体調を崩し、すぐにモスクワに戻されて治療にあたっている。当時、その症状は不明であったが、のちに放射線被曝による体調の悪化だとされた。

 1990年代の初め、私はこの2人の諜報員のうち1人はモ… 

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