陸軍省の将校Mの商社回りは半ば恫喝であった。「国策は石油の備蓄量がないと言って戦争やむなしに傾いている。それなのに余計なことをするな」というのであった。昭和16(1941)年の9月からは商社の石油担当者はそうして脅かされたはず、というのがやはり将校だった者の証言であった。こうし… 
                
                                                    
                                
                                                        
                                                    
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