著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

アインシュタインと日本の科学者の共通点

公開日: 更新日:
理研の仁科芳雄博士(C)共同通信社

 軍事指導部と科学者の対立は昭和19年7月のこの時も、それ以後も表立って論じられたことはない。しかし戦争しか考えていない軍事指導者の目に、このウラン爆弾は威力があるとすればするほど魅力的な武器に映った。戦況の不利を一気に覆す、まさしく決戦兵器だったのである。

 反して科学者… 

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