著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

第二次世界大戦の敗戦からひもとく 日本がソ連の衛星国になった可能性

公開日: 更新日:
ソ連領ジャリコーワの「停戦交渉」に臨む関東軍の秦彦三郎総参謀長(右端)と極東ソ連軍総司令官ワシレフスキー元帥(中央)=1945年8月(C)ノーボスチ提供

 ロシアのウクライナへの軍事侵攻は直接にはどのような弁明、弁解も成り立たないと思うが、むろんロシアにはロシアの言い分があるだろう。ウクライナの反ロシアの動きをネオナチと批判しているが、こういう言葉を用いること自体、国際社会に対しての弁明といえよう。ただし、ネオナチに匹敵するネオス… 

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