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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

株式指数の上昇は「みんなが並んでいるから」

公開日: 更新日:

「すみません。これ何の行列ですか?」

 18年前、大阪の梅田に現れた数千人の大行列。その真っただ中、2時間近く並んでいる男の口から衝撃の言葉が飛び出した。

「みんなが凄まじい勢いで並んでいたから、なんとなく……」 

 その後、行列の目的が「ただのハンバーガー」と気づいたとき、彼のショックがどれほど大きかったことか──人間は長い列を見ると、中身も確かめずに本能的に並びたくなるらしい。

 いま市場で起きている新NISAやインデックス投資の熱狂は、まさにこの梅田の行列に似ている。そして、ディズニーランドの「3時間待ち」もしかりだ。

 株価指数が今すぐ暴落するわけではないが、今は半導体・AI関連といった“一部のスター銘柄”によって無節操に押し上げられている。

「みんなが並んでいるから」といった理由だけで、機械的に買われているのだ。

 だが、投資で“大きな果実”を手にする人間は、そんな華やかな大行列には決して並ばない。

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