株式指数の上昇は「みんなが並んでいるから」
「すみません。これ何の行列ですか?」
18年前、大阪の梅田に現れた数千人の大行列。その真っただ中、2時間近く並んでいる男の口から衝撃の言葉が飛び出した。
「みんなが凄まじい勢いで並んでいたから、なんとなく……」
その後、行列の目的が「ただのハンバーガー」と気づいたとき、彼のショックがどれほど大きかったことか──人間は長い列を見ると、中身も確かめずに本能的に並びたくなるらしい。
いま市場で起きている新NISAやインデックス投資の熱狂は、まさにこの梅田の行列に似ている。そして、ディズニーランドの「3時間待ち」もしかりだ。
株価指数が今すぐ暴落するわけではないが、今は半導体・AI関連といった“一部のスター銘柄”によって無節操に押し上げられている。
「みんなが並んでいるから」といった理由だけで、機械的に買われているのだ。
だが、投資で“大きな果実”を手にする人間は、そんな華やかな大行列には決して並ばない。
















