ロシア選手もウクライナ侵攻の“犠牲者”…2026年冬季五輪までに「中国帰化」が続出か?

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 次の大会は中国人か。

 23日に開幕したフィギュアスケートの世界選手権(フランス)に北京五輪女子シングルで金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(ロシア)の姿はない。母国がウクライナへ軍事侵攻し、国際スケート連盟がロシア選手を国際大会から除外したためだ。

 国際オリンピック委員会(IOC)も同様に、各競技の国際連盟に除外を求め、卓球、陸上などに加え、国際サッカー連盟も主催大会でロシア代表の出場を禁止。先日は、国際水泳連盟もこれに追従した。ロシア勢は2024年パリ五輪、26年ミラノ・コルティナ五輪の出場も絶望的だろう。

 ロシアは国家ぐるみの組織的なドーピング問題により、今年末まで国際大会から除外されている。違反歴や疑惑のない選手は個人資格で「ロシア・オリンピック委員会=ROC」の選手として出場が認められている。禁止薬物に無縁の選手からすれば、プーチン大統領の暴挙は迷惑千万なのだ。

 そんなロシア勢に救いの手を差し伸べるのが中国ではないか。例えば、今年の北京五輪で中国は多くの選手を帰化させていた。アイスホッケー代表は男子25人中15人、女子も23人中13人が帰化選手だった。

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