著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの斜視(2)治療開始は早いほどいい…弱視につながるケースも

公開日: 更新日:

 斜視があるお子さんは、両目で同じ場所を見ることができないため、物が二重に見えたり、目が疲れやすくなったりします。その結果、無意識のうちに斜視のある方の目を使わなくなってしまいます。

 すると、その目の発達が止まり、徐々に視力が出にくくなり、最終的に弱視になってしまうことがあります。これが「斜視弱視」です。弱視には至らなくても、物の立体感や奥行きをうまく捉えられなくなる場合もあります。

 お子さんの目を見て「斜視ではないか」と感じたら、放置せず、できるだけ早く眼科を受診して医師に相談してください。治療は早ければ早いほど効果が期待できます。

 治療法は斜視のタイプによって異なりますが、まずは両目の視線を合わせやすくする「プリズム」というレンズを使った専用の眼鏡で治療することが多いです。

 また、「不同視弱視」の回でもお話ししたように、視力の良い方の目をアイパッチ(眼帯)で隠し、斜視のある方の目を強制的に使わせる「遮閉法」という訓練を行うこともあります。

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