【和歌山】保守王国で自民候補の5選鉄板も…地元で流れる「すぐ鞍替え」説
和歌山(改選数1)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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【和歌山】
○○鶴保 庸介55 自現
前 久66 共新
遠西 愛美37 N新
ガチガチの保守王国で、自民の鶴保の5選は鉄板。地元の関心はちっとも面白くない参院選より、県内政局に向いている。
焦点は任期満了によって年内に実施予定の県知事選だ。衆院和歌山1区選出の岸本周平衆院議員(65)が国民民主を離党し、無所属で出馬すると表明した。裏で糸を引いているのが、最高齢衆院議員で自民の二階俊博元幹事長(83)だという。
「二階さんは仁坂吉伸知事に5選を断念させ、岸本さんに支援を約束したものの、その先の展開は不透明です。岸本さんに4連敗中の二階派の門博文前衆院議員は後釜を狙う一方、二階さんのお膝元である選挙区をめぐっては、参院自民の世耕幹事長が鞍替え出馬をうかがっています。二階さんは三男に世襲させたいが、世耕さん相手では勝ち目がない。そこで二階派の鶴保さんが5選後、和歌山1区補選に鞍替え出馬し、参院の補選に三男を立てるのではないかといわれています」(地元関係者)
有権者をナメ切った筋書きどおりにいくものか。