「沈黙はジェノサイドへの加担」 在日パレスチナ人が人道支援への協力などを訴える

公開日: 更新日:

 イスラエルによるパレスチナへのジェノサイドに関し、「ガザ緊急アクションなごや」など4団体が26日、ガザ支援などを行うUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金拠出の再開などを盛り込んだ要請書を国会議員に提出。日本・イスラエル両政府の間で取り交わされた投資協定や防衛分野に関する覚書の破棄を含む見直しを訴えた。

 4団体が国会内で主催した集会には国会議員やメディア、一般市民などを含め約100人が参加。京都から参加した在日パレスチナ人のムハンマド・ハジャージさんは「この問題(ジェノサイド)に対して中立的な立場はあり得ない」と強調。「この事態に何もしないことはジェノサイド、ガザの悲劇に加担していることと同じ」と、人道支援への協力などを呼びかけた。

 マイクを握ったガザ出身の女性は「今日は姉妹の誕生日です」と明かし、「彼女はガザ北部の飢餓が広がる地域にいます」「ハッピーバースデーと言える状況では決してない」と涙ぐんだ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも