衆院3補選で立憲「全勝」あるか?すべてで公認候補擁立、情勢調査で優勢もネックは詰めの甘さ

公開日: 更新日:

 衆院3補欠選挙が16日告示された。公選法違反で有罪が確定した柿沢未途前衆院議員が辞職した東京15区、細田博之前衆院議長の死去に伴う島根1区、裏金事件の谷川弥一前衆院議員が辞職した長崎3区。28日が投開票だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(32枚)

 異例なのは、政権政党の自民党が島根だけしか候補者を擁立できなかったこと。既に2不戦敗である。岸田首相が21日の選挙サンデーに島根入りする予定だが、「現状、島根も負けている。直近の調査でも立憲候補に10ポイント差以上つけられ、大きく引き離されている。ここを死守できなければ党内は岸田おろしに向け一波乱。政局は大きく動きそうだ」(自民党関係者)。

 岸田政権の命運とともに、今度の補選でもうひとつ注目されているのが、「立憲民主党の3戦全勝はあるのか」だ。実は、1カ所しか候補を立てられなかった不甲斐ない自民党を尻目に、立憲だけが3選挙区すべてで公認候補を擁立した。裏金事件での大甘処分など岸田自民への大逆風を受け、政党などの事前の情勢調査で3選挙区とも立憲候補が優勢だというのだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか