女子体操・宮田笙子が喫煙疑惑→五輪出場辞退も…フルボッコにするなら「巨悪」の自民裏金議員では

公開日: 更新日:

 国立がん研究センターが2022年5月に公表した「成人年齢とたばこについての世論調査」によると、18~19歳の成人であっても、喫煙が禁止されていることを「知っていた」と回答した割合は20歳以上で68.6%、18~19歳では同90%だったという。

 宮田が未成年喫煙の禁止について知っていたのか、知らなかったのは分からないが、社会全体が大騒ぎすることなのか。かつて、高校卒業直前に「くわえたばこ」でパチンコを打つ姿を写真週刊誌に撮られた野球選手がいたが、その後、米大リーグで大活躍している。

 そもそも厳格な法律適用を叫び「フルボッコ」するのであれば、もっと「巨悪」がいるだろう。派閥の政治資金パーティーで集めた多額のカネをキックバックされながら納税せず、長年にわたって常習的に組織的に裏金にしてきた自民党国会議員の面々だ。未成年喫煙は自身の健康に影響が及ぶだけだが、裏金は違う。犯罪行為だ。

 叩くのであれば、幼い時から苦しく厳しい練習を積み重ね、ようやく五輪代表をつかんだ少女ではなく、巨額の裏金をため込みながら、この期に及んでもトボケ続け、今も国民の税金を懐に入れている自民党国会議員だろう。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】では、自民党裏金議員の姿を追っている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  2. 2

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  3. 3

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  4. 4

    参政党に自民落選組がワラワラ“大移動”の可能性…「このハゲー!」豊田真由子氏が役員就任の無節操

  5. 5

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  1. 6

    小泉進次郎氏を元首相3人&現首相が“雪崩支援”の怪情報…自民党総裁選「ジジ殺し」の本領発揮か

  2. 7

    維新またゴタゴタ…現職代議士3人が藤田執行部に反発し集団離党の「同床異夢」

  3. 8

    “真打ち”か“客寄せパンダ”か? 総裁選出馬と報じられた小泉進次郎氏に尽きない不安…「知識」「教養」「政治経験」何もナシ

  4. 9

    混迷の伊東市政…不信任の田久保市長が“論点ずらし”の議会解散→「悲劇のヒロイン」演出の悪あがき

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景