石丸伸二氏の「政治屋」転身にSNSでもガッカリ…メディアからの“完全消滅”に現実味

公開日: 更新日:

「とうとう賞味期限が切れたようだ」

「意外と呆気なく消え去ったな」

「まっ、こうなるのは目に見えていた」

 東京・永田町の政治部記者から、こんな声が漏れ始めているのは7月の東京都知事選で落選した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)。

 当選した小池百合子知事(72)に次ぐ得票だったことから注目を集め、なぜか選挙後からメディアで引っ張りだこになった。その後、市長時代にも話題となっていた、相手の質問に正面から答えず、論点をずらしながら自分のペースに引きずり込む独特の話術が「石丸構文」などと呼ばれるようになり、一躍時の人となった。

 だが露出が増えて慢心したのか。選挙中は見られなかった“上から目線の本性”が徐々に姿を現し始め、注目度は急降下。そしてトドメとなったのが18日、自身の動画サイトチャンネルで立憲民主党について触れた発言だった。

 石丸氏は立憲の活性化策として、次期衆院選で立憲代表の選挙区から出馬する案を示し、「次の立民の代表の選挙区で出る。立民の代表に勝ったら僕を党首にしてください。乗っ取ります」と仰天発言。さらに「看板を替えたばかりの代表選の直後に実は一番のピンチが来るとなると、注目を集められるのではないか」とも言い、「自分の政治生命をかけて国民に訴える姿勢をみせないと思いは伝えられない。そのときは自民も公明党も協力して(候補を)立てないで」と言い放ったのだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  3. 3

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 5

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大

  1. 6

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  2. 7

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」【全編】

  3. 8

    自民党の断末魔が聞こえる…タカ派の高市早苗氏&パワハラ気質の茂木敏充氏「ポスト石破」にまさかの浮上

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」