著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(29)神奈川巡幸で昭和天皇は一般兵士たちと心を開いて会話していた

公開日: 更新日:
神奈川県横須賀市の浦賀引揚援護局を訪問、敬礼する復員兵に話しかける昭和天皇(1946=昭和21=年2月20日)/(C)共同通信社

 昭和天皇の神奈川巡幸について、もう少し記述を進めておきたい。天皇が一般兵士と心を開いて会話を交わしたのは、むしろ昭和21(1946)年2月20日の午前から午後にかけてのことであった。その光景は大日本帝国の軍事の実態がいかに国民を苦しめていたかを明らかにすることでもあった。最初に… 

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