玉木代表は会見のらりくらり…国民民主党が“激ヤバ”女性議員の「選挙違反」ウヤムヤ決着を狙うワケ

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 日刊ゲンダイ記者は22日の会見で玉木代表に「どういう経緯で錯誤したのか」と質問したが「選挙区の標旗だと思ったら、比例の標旗だったということ」と要領を得ない。さらに「誰が間違いを犯したのか」と聞いたが、「把握していない」と回答。調査不足を露呈した。

■会見中にスマホをいじり、気のない返事

 さらに、日刊ゲンダイがキャッチした新疑惑についても聞いた。岡野氏は選挙期間中、SNSに「錯誤の疑いを党内から指摘され、直ちに(標旗の)使用を取りやめるとともに、SNSからも削除をした」と投稿。確かに岡野氏は12日、不正な標旗を掲げる写真をSNSに上げたが、同日中に削除している。しかし日刊ゲンダイの調べで、陣営は13、14、16日にも同標旗を使っていたことが分かった。つまり、問題把握後も使い続けていた可能性があるわけだ。「錯誤」ではなく「故意」ではないか。

 その点を聞くと、玉木代表は急にスマホをいじり出し「えーとですね……、全体像を必ずしも把握してなくて、ちょっと確認します」と回答。その後、フリーの記者に「(標旗を)間違えるはずがないですよ!」と厳しく指摘されたが、スマホを手にしたまま「はいー」と気のない返事。真剣に調べる気があるのか。

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