ホンダが一転、日産との協業進展…「軽さ」を抑えて大人になった?

公開日: 更新日:

政界通(以下=政) ホンダが、米国で日産がつくる人気車を受け取ってホンダブランドで売ることになり、新サービスを展開するOS(基本ソフト)の共同開発も考えているようだが、両社はいったん決めた経営統合を破談にしたばかりじゃないか。どうなっているのかね?

官界通(同=官) またぐっと接近して、統合へよりを戻すのか?

財界通(同=財) いや、経営統合へまで戻るかは疑問だが、業界では「協業は進むだろう」とみている。

 それは、そうだろう。日本の自動車市場が若者の車離れや人口減で縮み始めたなか、米国市場はトランプ大統領の関税率引き上げなど「国産車優先」が進んでいるし、中国市場は政治経済の不透明感の強まりで元気がない。ホンダも日産も、成長軌道に乗り続けるのは容易ではない状況だ。

 その通りだ。自動運転や、電池や水素などガソリンを使わないエンジンといった先端技術の開発には膨大な資金と人材が不可欠で、あのトヨタ自動車でさえ1社の力では戦い切れない。ホンダや日産の経営者も、そこはよく分かっているから、経営統合の破談とは別に冷静に協業を進めているようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    浜辺美波&永瀬廉“お泊まり報道”で日テレから嬉しい悲鳴…大物カップル誕生で「24時間テレビ」注目度が急上昇

  4. 4

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  5. 5

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  1. 6

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  2. 7

    石破自民「1人区」でまさかの「3勝29敗」もあり得る最終盤情勢…参院選歴史的大敗の予兆

  3. 8

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  4. 9

    参院選「1人区」自民の牙城が崩壊危機 群馬、石川、鹿児島…歴史的敗北ラッシュも

  5. 10

    「サイゼリヤ」が中国の日式外食チェーンで一人勝ちの秘密…くら寿司、餃子の王将なぜ失敗