DNA偽装で養育費逃れ…英ロンドンに住むクズ男に有罪判決
英国で、9万4000ポンド(約1870万円)の子どもの養育費の支払いを逃れるためにDNA検査のサンプルを偽造した男と、その共犯者に有罪判決が下され、注目を集めている。
このクズ男はロンドン南西部ハンプトンに住む大型トラック運転手のシェルドン・ブラウン(26)。2022年3月にパートナーのチェルシー・ミラーさん(31)が息子のルイちゃんを出産すると3日後に彼女を捨て、「自分は父親ではない」と主張し始めた。
その後、DNA検査で決着をつけることになったが、結果はなんと「ブラウンは父親ではない」というもの。別の男性と性的関係を持っていなかったので「父親は絶対にブラウン」と確信していたチェルシーさんは検査で不正が行われたと疑い、独自の調査を開始。
その結果、DNA検査のサンプルが英養育費関連機関「児童養育サービス」の従業員ロバート・パテル(38)のものと判明。ブラウンの依頼を受けて、パテルは医師の署名を偽造し、公式スタンプを使用するなどしてサンプルを偽造していた。
2人は逮捕され、ギルフォード裁判所で養育費の支払いを逃れようとした詐欺共謀罪を認め、ブラウンに懲役50週間、パテルに懲役33週間が言い渡された。チェルシーさんと息子ルイちゃんの権利が守られて本当に良かった!