“異常気象”の全英はやっぱりシェフラーの独壇場 29歳にして生涯グランドスラムに王手をかけた
今季の男子メジャー4大会が終わりました。前週の全英オープンの松山英樹はギリギリ予選を通り、最終日の猛チャージで34位から16位まで順位を上げました。今回も随所にスーパーショットや見事なアプローチでファンをうならせましたが、初日の3オーバー97位という出遅れが痛かった。2つ目のメジャータイトルを狙える力は証明済みです。34歳になる来季は自分の体と向き合い、ベストコンディションで大会に臨んで欲しいです。
今年の全英はR・マキロイの地元、北アイルランドのロイヤルポートラッシュGC(パー71)が舞台でした。前回開催の2019年に現地でコースを見ました。海沿いのリンクスコースではありますが、セントアンドルーズやミュアフィールドといったスコットランドを代表するリンクスとは違います。丘陵地帯の上につくられ、アップダウンがあり、フェアウエーからピンの根元が見えないホールもある。グリーンは砲台か片側が低くなっており、名物16番(パー3)のグリーン右は15メートルの崖。グリーン回りの傾斜ときついアンジュレーションにより、思い通りのショットを打っても外へこぼれてしまうシーンを何度も見ました。