石破首相続投こそ最大の国政停滞ではないか 民意否定の“しがみつき”に列島衝撃(上)
どう言い繕おうと、この選挙結果は自公への退場宣告

記者会見では国難を並べ立てて続投を正当化させたが、この結果でも目が覚めない驕る石破・自民党の腐りきった鉄面皮。どう言い繕おうと、この選挙結果は自公への退場宣告。
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民意否定の石破首相の“しがみつき”に列島は衝撃を受けている。
参院選の投開票当日(20日)のテレビ出演で石破が即座に続投の意思表示をしたことには、「えー、まだやるの?」が有権者の率直な反応だろう。各局の選挙特番のキャスターらも驚いて聞き返していた。
事実上の政権選択選挙とされた今回の参院選。衆院に続き参院でも「少数与党」に転落という歴史的大敗から一夜明けた21日、石破は自民党総裁としての記者会見を党本部で開き、正式に続投を宣言した。
「政治を停滞・漂流させてはいけない」
「比較第1党として国家・国民に対する責任を果たしていかねばならない」
これが理由だ。トランプ関税への対応、物価高への対応、自然災害への対応を挙げたうえで、「戦後最も複雑で厳しい安全保障環境」などと“国難”を並べ立てて、自らの続投を正当化した。
だが、どれも屁理屈、言い訳にしか聞こえない。
石破はかつて
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