著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(8)旧ソ連の年老いた元情報工作員が話した45年前のスパイ活動

公開日: 更新日:
ポツダム会談での、左からチャーチル英首相、トルーマン米大統領、スターリン・ソ連首相(1945=昭和20=年7月20日)/(C)共同通信社

 パブでボクサーのポスターを見ていると、まだ青年の面影を持つ人物が、やはりこのポスターを眺めているのに気がついた。Dは命令どおりに「この男はチャンピオンになれるだろうか」と青年に話しかけた。青年は、「なると思いますよ」と答えた。それは今日渡す文書があり、私がその役を担っている、と… 

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