茂木敏充氏は約1億3800万円!自民総裁5候補「企業・団体献金」ガッポリの呆れた実態
肝心の「政治とカネ」にはノータッチだ。
自民党総裁選も後半に入り、各候補の政治資金の使途に注目が集まっている。一部の候補は高級フグ料理店やステーキ店などへの支出が目立つ。
■規制強化に後ろ向き
確かに庶民感覚とズレた使い道だが、「収入」も見逃せない。中でも目を凝らすべきは裏金事件で見直し機運が高まる企業・団体献金だ。28日のNHK番組で5候補とも規制強化には後ろ向き。規制よりも透明性確保を重視すべきとの考えだが、消極的な理由は明白。5人とも企業・団体献金をガッポリと受け取っているからだ。
日刊ゲンダイが小林元経済安保相、茂木前幹事長、林官房長官、高市前経済安保相、小泉農相が代表を務める政党支部の収支報告書(2021~23年分)を確認すると、5人が3年間で受領した企業・団体献金の総額は計2億4000万円超に上った。
突出しているのは茂木氏だ。受け取った額は全体の半分超の約1億3800万円。地元・栃木県の中小零細から東京や大阪、北海道の大規模事業者まで、多くの企業から献金を得ている。