「戦争国家」へ布石着々…極右首相の異様なハイテンションの危うさ、怖さ
眠らないことが話題の新首相だが、そのテンションはマトモなのか。従来の政府見解を次々に覆し、「世界で咲き誇れ」などと言い、軍事同盟強化にシャカリキの異様。タカ派の政調会長とコンビを組み、軍拡大増税に突き進む危うさを野党は果たして止められるのか。
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高市首相が深夜3時に答弁レクを受けていたことが話題だ。ま、これは「頑張ってます!」アピール半分だとして、これ以外にも異様なハイテンションがやたらと目につく。トランプ大統領との日米首脳会談では原子力空母の上でぴょんぴょん跳びはねていたし、APECではチリのボリッチ大統領の両肩に手を回した動画がこれまた、賛否両論を巻き起こした。
首相就任以来、アドレナリン全開なのではないか。だから、多少眠らなくてもやっていける。周囲がハラハラするような言動も平気でする。そこに思ってもみなかったような高支持率だ。興奮の極みにいるのだろうが、忘れてはならないのが、はしゃぐ当人は日本の最高権力者で、なおかつ、極右のバリバリ政治家であることだ。
就任間もないのに、その独裁気質はそこかしこに垣間見える──。


















