「OTC類似薬」保険外しの“改悪”に旗振る維新の狡猾さ 法施行前から「薬は自己負担」シフトの露骨

公開日: 更新日:

■「やればできる数字」

 21日の参院厚労委で維新の猪瀬議員は、今回の改正について「小さい規模で決着してしまった」「まったく不本意」と不満タラタラ。OTC類似薬に関し、「すべて(一部保険外療養の)対象にして、特別料金の1分の1を上乗せした場合、対象となる成分と品目、医療費削減効果はどの程度か」と質問した。上野厚労相によれば、成分は1100、品目数は7000、削減効果は1.2兆円という。

 これに猪瀬氏は「やればできる数字」「間髪入れずに次の法改正に向けて動き始めるべきだと思う」と強調。施行前なのに早くも「薬は自己負担」へのシフトを敷き始めたが、仮に医療費を1.2兆円削減したとしても、保険料負担の軽減は国民1人あたり月400円程度に過ぎない。その分、薬代の負担増が押し寄せるのだ。

 総理大臣の諮問先である有識者も、保険給付を削ろうと画策している。22日の経済財政諮問会議では、民間議員から次のような意見が出た。

〈制度の持続可能性を確保するための軽微で日常的に利用する医薬品・医療(低いリスク)に対する必要な方策などを検討すべきである〉

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日テレ河村亮アナと菅谷大介アナは50代で死去…「俺たちの箱根駅伝」放送開始で改めて追悼の声

  2. 2

    元プリンセス プリンセス渡辺敦子さんは音楽ダンス学校の校長に 出身者には元乃木坂の白石麻衣も

  3. 3

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  4. 4

    紅白出場が確実視されるM!LKは「ソロ活動」増量中 塩崎太智に続く期待のメンバーとその“鬼門”

  5. 5

    巨人「第2次由伸政権」誕生なら前途多難…DeNAに3年連続CS敗退、監督経験者3人の“トロイカ体制”へ

  1. 6

    「豊臣兄弟!」史実改変騒動で露呈したNHK大河の限界 戦国時代を“こすりすぎ”のワケ

  2. 7

    “金目の人”舌禍の元自民先輩議員にも批判される「知恵袋のやなちゃん」のお粗末な品格

  3. 8

    萩本欽一〈53〉スポンサーなしで始めた番組に起きたウソのような偶然、「道端で出くわした人が桃屋の社長さんで…」

  4. 9

    簗農相の「更迭」に手間取る理由…与野党のどこの誰が反対しているのか

  5. 10

    高市首相3連休は公務入れずSNS三昧…簗問題はスルーし「毒キノコ対策」投稿で大ブーイング!