「OTC類似薬」保険外しの“改悪”に旗振る維新の狡猾さ 法施行前から「薬は自己負担」シフトの露骨

公開日: 更新日:

 高い社会保険料を払っているのに、薬の自己負担は増えていく──。こんな世の中が目の前に迫っている。

 市販薬と成分・効能が似た「OTC類似薬」の負担見直しを柱とする健康保険法などの改正案が29日、参院本会議で成立する。解熱鎮痛剤や保湿剤など77成分1100品目を対象に、来年3月から薬剤費の25%が「特別料金」として患者に課されることになる。

 この新設された「一部保険外療養」の仕組みを巡っては、対象がOTC類似薬にとどまらず、診療や処置・手術などに及ぶとの懸念がくすぶってきた。厚労省は「法文上は薬剤に限定されない」との答弁を繰り返してきたが、28日の参院厚労委員会で答弁を修正。一部保険外療養が「薬剤のみを対象としたもの」という法解釈を明確にした。

 しかし、一部保険外療養の対象が今のところは薬剤に限定されているといっても、決して安心ではない。保険外しの対象拡大や負担割合の引き上げは、旗振り役の日本維新の会自民党が昨年末に合意しており、その後の厚労・財務大臣折衝事項にも盛り込まれた既定路線だからだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  2. 2

    「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

  3. 3

    京本大我も父・政樹もスカウトしていたジャニー喜多川社長 成城小学校に通う頃の写真を見かけて即電話

  4. 4

    中学時代をジャージーで過ごした鈴木奈穂子が、法政大女子高から大学に内部進学してNHK人気アナになるまで

  5. 5

    歌唱力が衰えない高田みづえに早くも復活コンサートを望む声

  1. 6

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    ドジャース ワイルドカードシリーズ出場ならワールドシリーズ3連覇に黄信号

  4. 9

    高市首相の「ゴキブリ投稿」に海外メディア嘲笑! キモ画像とペアで猛拡散され世界の恥に

  5. 10

    草間彌生さんを訪ねたら“いきなり乱交パーティー” 俺は考える暇もなく、とにかくシャッターを切った