サッカーW杯で露呈した「強いアメリカ」の綻び…トランプ大統領が介入しても米国代表は敗北
■膨らむ疑問と疑念
電話が判断に影響したかは明らかではないが、「大会で高まっていたアメリカへの好感度を損ないかねない」という批判が噴き出した。しかも特別扱いと批判を受けたアメリカは、ベルギーに1対4で惨敗。民主党議員は「トランプ効果」と皮肉った。
これは政治以上に響く可能性がある。サッカーの勝敗は誰の目にも明らかだからだ。「トランプが乗り出しても勝てなかった」という結果は、「この人は本当にアメリカに利益をもたらせるのか」という疑問につながる。
そしてアメリカへの信頼は、国際政治の世界でもすでに揺らいでいる。ヨーロッパでは「アメリカにはもう頼れないかもしれない」という前提で、自分たちをどう守るかが議論され始めている。
ワールドカップで起きたことは、国内では「強いトランプ」、国外では「信頼できるアメリカ」というイメージに、同時に亀裂が入り始めたことを象徴する出来事なのかもしれない。



















