女子アイスホッケー「スマイルジャパン」 早くも“激励金太り”

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 お座敷が絶えない。ソチ五輪を前に、各地でアイスホッケー女子代表「スマイルジャパン」の壮行会が続いているのだ。

 女子大生DFコンビの鈴木世奈(22)、床亜矢可(19)は16日、在学する法政大学主催の壮行会に出席。学生ら約100人を前に、「皆さんの声援を力に変えて一試合一試合、精いっぱいチャレンジしていきたい」(鈴木)とメダル取りを誓った。

 この日はベテランFW久保英恵(31)の所属先主催による壮行会も行われ、年が明けてからのスマイルジャパンのメンバーは激励会などで大忙しである。調整のため今月下旬に渡米するまで代表や所属チーム、勤務先や母校、地元自治体などの壮行会にハシゴする選手もいるという。

 五輪の壮行会は主催者から選手に対して祝儀や激励金などが贈られるのが通例。相場は企業や自治体が選手1人につき100万円、母校が10万円といわれる。スマイルジャパンには10回近くの壮行会が予定されている選手もいるそうで、激励金は少なく見積もっても200万円近く入る計算だ。

 これまでマイナー競技だった女子アイスホッケーは、98年長野以来16年ぶりの五輪出場を決めて境遇が一変。企業の注目度が高まったこともあり日本オリンピック委員会の就職支援制度「アスナビ」を活用して全選手の就職が決まった。スマイルジャパンはソチ五輪本番で戦う前から笑いが止まりそうにない。

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