メジャー7年、楽天1年の斎藤隆がマー君に語った「1年目の心得」

公開日: 更新日:

■球威に頼ると苦しいピッチングに

 そして「日本でできたことを米国でも普通にやることの難しさは、日米でやった人にしか分からない」とこう言った。

「同じ野球といっても生活環境、文化、言葉、球場などは同じとはいえない。それにうまくアジャストしなければ、普通にはできません。岩隈や黒田が日本球界時代と同じことをこなしている凄さというものは、評価されるべきなんです。日本と同じパフォーマンスを出すことは本当に難しい。メジャーの打者はパワーもある、チーム数も多いから良い選手も多い。そんな中で、日本にいた時と同じプレーをするんですよ?」

 それなら田中は、日本にいた時と同じような投球がメジャーでもできそうだろうか。

「田中は変化球もいいですが、メジャーで最後に武器になるのはやっぱりコントロールでしょう。球威はメジャーでは普通より少し上、ですね。米国では剛球ではありません。田中は先発なので長いイニングを投げることを期待されています。日本ほどじゃありませんが、メジャーでも何度も同じ相手と対戦する。毎試合、球威に頼ると苦しいピッチングになるでしょうね。だからこそ、コントロールです。あれだけのボールを安定して投げ続けられる投手は、メジャーでも少ないですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?