セレソン支える2人のCB 来季はクラブでもチームメート
ダビド・ルイス(27)が日本時間24日、グループリーグA組カメルーン戦にフル出場。後半4分には左サイドからクロスを上げて3点目をアシストするなど、チームの勝利に貢献。ブラジルの決勝トーナメントの初戦はチリに決まった。
W杯イヤーは一般的に大会前に大きな移籍はない。W杯はサッカー世界一決定戦であり、“選手のショーケース”。そこで目を見張る活躍をした選手をめぐり、大会終了後、派手な争奪戦が繰り広げられるからだ。
しかし実績のある大物になると話が違う。今年5月にバルセロナのMFセスク(27=スペイン代表)がチェルシーに、またチェルシーのDFダビド・ルイスも移籍金4000万ポンド(約70億円)でパリSGへのトレードが決まった。この4000万ポンドという移籍金は、DFとしては歴代最高額だ。
ところで、ダビド・ルイスのパリSG移籍について、その“前兆”のようなシーンが13―14年のCLであった。
チェルシー対パリSGの準々決勝。ダビド・ルイスとパリSGの選手との間で小競り合いが起きた。そこに割って入ったのがパリSG主将のチアゴ・シウバ(29=ブラジル代表DF)。そうした場合、まずチームメートをなだめるのが普通だ。ところが、チアゴシウバはダビドルイスに近づき、何事かささやいた。と、それまでいきり立っていたダビドルイスの態度が一変。そそくさと自陣に戻ったのだ。