ISPSはなぜ全英シニアの冠スポンサーに指名されたのか…半田会長は英王室と「個人的な親交」も
国内だけでなく、欧・米・豪・アジアのゴルフツアーなど、世界のゴルフ界を支援する国際スポーツ振興協会(ISPS)の半田晴久会長が、今度は世界的なゴルフ大会の支援に踏み切り注目を集めている。5月20日、都内ホテルでの記者会見でその事実が明らかになった。
ゴルフルールを中心に、世界のゴルフの統括団体として知られるR&A(英国ゴルフ協会)とDPワールドツアー(旧欧州ツアー)が共同主催するシニアのメジャー大会「全英シニアオープン」の新たなタイトルスポンサーにISPSが指名されたことだ。
正式名称は「ISPS HANDAシニアオープン」となり、今年の大会は7月24~27日に、イングランドでも屈指の名門コース、サニングデールGCオールドコースで行われる。同オープンは1987年にスタートし、2003年から米チャンピオンズツアーのメジャー大会に昇格している。昨年までは世界で有名な高級時計メーカーのロレックス社がスポンサーとなっていたが、R&Aからの要請もあり、ISPSがそれを引き継ぎ今年から4年契約を結んだ。
ISPSがR&Aに指名されたのには確たる理由がある。それはゴルフを通じての社会貢献を使命とするR&Aと、同じく世界的にチャリティー活動を行うISPSの理念が一致しているからだ。両者の信頼度は日本ではあまり知られていないが、想像以上に強いものがある。