ドジャース山本由伸 打率4割目前のヤ軍ジャッジからは「逃げる」が吉
ドジャースのエース右腕・山本由伸(26)の次回登板が日本時間6月2日、本拠地ロサンゼルスでのヤンキース戦に決まった。6勝目を挙げた前回27日のガーディアンズ戦から今季5度目の中5日でメジャー1年目の昨季と並ぶ7勝目を狙う。
山本は昨季、ヤ軍相手に2試合に登板。レギュラーシーズンの6月は7回を2安打無失点7奪三振、ワールドシリーズ第2戦では6回3分の1を1安打1失点4奪三振と好投したが、いずれも白星は付かなかった。
人気、実力ともメジャーを代表するチームを相手に2年越しの初勝利がかかるものの、主砲アーロン・ジャッジを中心とした打線は強力。昨季同様、勝ち星を得るのは容易ではないだけに、ア・リーグトップの打率.391、いずれも同2位の18本塁打47打点と好調なジャッジとの勝負を避けるのも一つの手ではある。
折しも、29日のヤンキース戦に登板したエンゼルス・菊池雄星(33)はロン・ワシントン監督の指示で勝負を避けた。初回、1死二塁、続く二回2死二、三塁といずれも一塁が空いているピンチの場面で、ジャッジを2打席連続の申告敬遠で歩かせたのだ。序盤から弱気な采配を振ったエンゼルスベンチに対し、本拠地のファンからは容赦のないブーイングが浴びせられた。