性的暴行で逮捕されたMF佐野海舟を代表復帰させた森保監督の胸の内…26年W杯で「秘密兵器」の期待
2026年北中米W杯のアジア最終予選6月ラウンド(5日=オーストラリア戦、10日=インドネシア戦)の日本代表に独1部マインツのMF佐野海舟(24)が1年3カぶりに復帰した。
昨年7月14日に30代女性への不同意性交容疑で逮捕、不起訴となった佐野は釈放後、初となる謝罪会見(写真)を28日に行った。
「大事な時期に甘さがあった。たくさんの方に迷惑をおかけした。自分(の復帰)に対する賛否はあるでしょうが、日本サッカーのために戦うしかないと思っています。プレー以外にも社会に貢献したいと思います」
性的暴行問題の詳細については「自分の口から語ることはできない」とコメント。報道陣から「(留置場で)引退などは頭によぎったか?」と聞かれると「その考えはもちろんありました」と神妙な表情でコメントした。
佐野は昨年釈放された後にドイツに渡り、欧州チャレンジ1年目のシーズンを戦った。すぐさまチームにフィットし、主軸ボランチとして全34試合に先発出場。第4節以降はフル出場を果たした。シーズンを通した総走行距離393.3キロはリーグトップに輝き、デュエル勝利数は369回と4位の数字を残し、欧州5大リーグの強豪からも注目される存在となった。