17億円投じベースキャンプを新設したドイツの“本気度”

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 15大会連続ベスト8以上のドイツ代表が、1―0で米国代表に貫禄勝ちし、1次リーグG組1位通過を決めた。

 かつてドイツのエースストライカーとして活躍したクリンスマン監督率いる米国に対し、ドイツは試合開始から攻勢に出る。米国は体を張って必死に抵抗。0―0で前半を折り返したが、後半10分、ここまで3ゴールのFWミュラー(24)が、右CKからのヘディングシュートをGKがはじいたこぼれ球をペナルティーエリア左角付近から右足インサイドでズドン! ゴール右サイドネットに突き刺した。

 そのまま余裕で決勝トーナメント進出を決めたドイツの目標は、まだまだ先にある。02年日韓大会から2位→3位→3位と、あと一歩で優勝を逃しているだけに、今大会は何が何でも4度目の優勝を手にしたい。そのために国を挙げた強力なバックアップ体制を敷いてきた。

 1次リーグ3試合がすべてブラジル北東部だったドイツは、移動距離や気候を考慮して同じエリアでキャンプ地を探したが、満足のいく施設が見つからなかった。そこで、試合会場の近隣エリアであるカブラリアに、自前でベースキャンプを新設したのだ。

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