慣れるべきは暑さより湿度だった 「日本は準備に失敗」の声

公開日: 更新日:

 かつて、1994年米W杯優勝時のブラジル代表キャプテン、ドゥンガが、「ワールドカップはその国のサッカーの総力が問われる」と語ったことがある。

 本大会に向けてどのような日程で親善試合を組むのか、合宿地をどこにするのか、時差調節――。こうしたさまざまな要素がピッチの中に影響する。短期決戦であるW杯では、ピッチの中の11人だけでなく、サポートを含めた力が問われる。だから、この大会で優勝できる国は限られているのだ。

 試合前、コートジボワールのエースFW、ドログバは足の付け根に痛みを抱えており、100%ではないと報じられていた。さらにもうひとりの中心選手、マンチェスター・シティーの今季プレミアリーグ優勝の立役者、MFヤヤ・トゥーレは、負傷で直前の親善試合を欠場していた。

 日本代表メンバーは史上最強であり、コートジボワールに勝てそうだという雰囲気があった。ところが――。

 ヤヤ・トゥーレはフル出場。所属クラブで見せるプレーには程遠かったが、自分の仕事を最低限こなした。そして何よりドログバだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発