著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

威信復活のドイツ 「欧州選手権」「ロシアW杯」連覇もあるか

公開日: 更新日:

 アルゼンチンとの決勝戦に決着をつけた選手はバイエルン・ミュンヘンに所属する22歳FWマリオ・ゲッツェだった。

 ドイツは98年W杯準々決勝敗退、00年欧州選手権1次リーグ敗退によってサッカー大国としての威信が、大きく揺らいでしまった。

 そこで02年から30億円近い年間予算を投じて発掘・育成の新システムを構築。全国約400カ所のスポーツ・シューレを拠点に発掘した若手有能選手が、年代別代表を経由しながら代表主軸に成長していった。

 現代表のMFシュバインシュタイガー(29)、FWポドルスキ(29)、MFのラーム(30)、DFメルテザッカー(29)は06年W杯から3大会連続出場を果たし、MFのエジル(25)、ケディラ(27)、FWミュラー(24)、DFボアテング(25)は10年南ア大会から連続出場である。そして決勝点のゲッツェ、アシストのFWシュルレ(23)、FWクラマー(23)、20歳のMFドラクスラーやDFギンターといった若手が、W杯初代表としてブラジルの地を踏んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然