「日本人なぜ出ない」釜本氏が外国人一辺倒の監督選びに異論

公開日: 更新日:

日刊ゲンダイ本紙コラム「釜本邦茂の目」】

 ザッケローニの後任監督は誰か? テレビやスポーツ新聞が大騒ぎしているが、一度も耳にすることもなければ、目にすることもないことがある。誰も言わないので私があえて言おう。

「どうして後任監督候補に日本人指導者の名前が出てこないのか?」

 現時点ではメキシコ代表を率いて02、10年W杯でベスト16入りしたアギーレ(55・メキシコ)が最有力候補といわれているようだ。ブラジルW杯でベスト8に進んだコロンビア代表のペケルマン(64・アルゼンチン)、鹿島でJリーグ3連覇のオリベイラ(63・ブラジル)、10年Jリーグを制した元名古屋監督のストイコビッチ(49・セルビア)の名前も取り沙汰されている。

 しかし、ここで日本人指導者の名前が出てくることはない。

 日本サッカー協会・技術委員会は、果たして代表監督選考の過程で「日本人指導者はどうか?」という議論をしているのだろうか? 仮に議題に上ったとしても、日本人について具体的に意見を交わしていないことは容易に想像がつく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…