攻撃連係ズタズタに…“劇薬”大久保でザック日本は崩壊した

公開日: 更新日:

 大久保嘉人(32)以上に「サプライズ」と呼ぶにふさわしい選手は今後、日本サッカー界に出てくることは決してないだろう。

 ブラジルW杯前に日本代表FWとしてプレーしたのは12年2月のアイスランド戦で、2年以上のブランクがあった。W杯前の強化試合ザンビア戦のゴールが、代表としては08年以来のこと。13年Jリーグで得点王のタイトルを獲得しながら、なぜ大久保はW杯前まで代表とは無縁だったのか?

 大久保は移籍したスペイン(04~06年)、ドイツ(09年6カ月間)時代に輝きを見せられず、日本代表でも54試合5得点(W杯代表入り前)と結果を残したワケでもない。ザッケローニは「ワールドレベルにない」と評価していなかった。ところが前田、ハーフナー・マイク、豊田といった代表1トップ候補が決め手を欠き、そこで日本サッカー協会技術委員会・原委員長が「J得点王を代表入りさせないと国内リーグ軽視と批判を浴びる。J人気復興のためにも大久保を加えて欲しい」と強力に“行政指導”。こうして大久保の代表入りが決まった。

■本番では前線主軸としてプレー

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾