海外では低評価…監督有力候補アギーレの知られざる“素顔”

公開日: 更新日:

 ブラジルW杯で1分け2敗の惨敗を喫し、日本中の期待を裏切った日本代表。その責任を取る形で辞任したザッケローニ監督(61)の後任として、メキシコ人のハビエル・アギーレ(55)が最有力候補に挙がっている。一部報道では4年契約、年俸2億5000万円で日本サッカー協会と大筋合意。早ければ今月中にも来日、正式発表されるという情報もある。

 サムライブルーの再建を託されるアギーレは、堅守速攻の戦術が基本だ。そこに、日本の武器ともいえる細かいパスサッカーを織り交ぜながら、攻守の連動性を高めてゴールを奪う。日本代表の重大欠点でもある決定力不足の解消と、チームの立て直しにはアギーレの手腕が最適と協会が判断したようだ。

 また、現役時代に86年W杯メキシコ大会にMFとして出場経験があるばかりか、選手、スタッフと積極的にコミュニケーションを取ることでも有名な指導者だけに、統率力の心配もないといわれている。

 初めての代表監督で“迷采配”のザッケローニとは違い、アギーレは2度、メキシコ代表監督で大舞台を経験済み。しかも、実績もある。1度目は2002年W杯日韓大会。出場が危ぶまれた状況から、本大会出場を見事に果たして16強入り。2度目の代表監督就任時も、当時低迷していたメキシコサッカーをひとりで再建。戦力が劣るチームをまとめながら、10年のW杯南アフリカ大会に出場。本大会では強豪フランスを破るなどして再びメキシコを16強に導いた。今回のブラジルW杯でボロ負けのザッケローニよりも、はるかに有能なのがわかる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状